



SOLD OUT
「豊」をもたらす祝福のガレット・デ・ロワ
通常お菓子屋さん、ケーキ屋さんのガレット・デ・ロワのベースとなる生地は、フィエタージュ(パイ生地)。
しかし、僕たちパン屋はデニッシュ(折り込みのパン生地)で作っています。
トロパン自慢の折り込み生地で作った土台まで癖になるガレット・デ・ロワを是非お楽しみください。
ガレット・デ・ロワは、クレームダマンドが中に入ったシンプルなお菓子。言い換えればアーモンド
クリームのお菓子ということになります。
「いかにアーモンドを美味しく味わえるか」
これに焦点を絞り、ど真ん中のピントを合わせつつ、
あえてピントを外した商品です。
生地の縁がとにかく厚くならないように。極力、端までクリームが入るように。アーモンドプードル、アモーンドホールを使用する時には、皮付きと皮なしをブレンドし、丁度良いパーセントを導き出し、
アーモンド感を壊さない、塩キャラメルの量とラズベリーみりんジャムの量と酸味。
クレームフランジパーヌの1対1ではなく、クレームパティシエールをどこまで抑えてその食感と香りを引き出し、全体のどのくらいのボリュームにするか?
生地は、甘みをおさえたスパイス生地。どの香りの糖度をどれくらいにするのか?
私たちが必死で考えたガレット・デ・ロワを是非1月は楽しんで下さい!
最後にガレット・デ・ロワの起源について少し。
ガレット・デ・ロワは、1月6日の公現祭(エビファニー)にフランスで食べられるお菓子。
公現祭とは、キリストの生誕を聞きつけて東方からバルタザーム、メルキオール、ガスバールの3
人の成人がベツレヘムに到着し、キリストに謁見し、お祝いの品3品を贈って、その誕生を祝った
日のこと。
キリストはもはや宗教を超越して、この名前で祈り、お祭りが起こり、皆を豊かな気持ちにしてくれ
る存在となっていたのだ。
逞しさをわかってくれることよりも、
人の心の悲しみをわかってくれること。
そこから生まれる、安心感。
情緒と教育。それらが「豊」になる。